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がなり:自分が作ったものに関して、当たるものは当たるっていう予見はあるんですか？
つんく♂：『LOVEマシーン』から『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』までは、音楽好きが間違いなく振り返るというのがはっきり見えてました。大ヒットしなくても、マスとは違うユーザーが振り向いてくれるという感触があったんです。

(略)

ミニモニ。は「ジャンケンポン」のポンを「ぴょん!」にすることを発見したとき、「あ・・・勝った!」って思いましたね。(笑)
この3つは結果的にミリオンセラーになったけど、ミリオンにならなくても確実に、これまでとは違う層が振り返るっていう自信があったし、実際そうなった。それが1番楽しいんですよ。そういう意味では、AVの場合、コアなファンを対象にしてるほど、新規開拓って難しいんじゃないですか?

がなり：そのとおり。だから、AVとプロレスがダメになった要因は同じなんだって思ってるんですよ(笑)。コアなファンって、徐々に徐々に減っていく。「茹で蛙」と一緒で、急激に熱くなればそこから出ようと一所懸命になるんだけど、ファンが減っていくのが年々ちょっとずつだから、危機意識が鈍感になってる。で、僕が入っていって、バシャバシャお湯をかき回してるんです(笑)。
プロレスも同じで、新しいことをしたがらない。今のお客さんが逃げちゃってゼロになるのが怖いんです。でもそれをずっと津ズ毛手いると、どっかで茹であがっちゃってダウンしちゃうんです。チャレンジしない2大業界じゃないかと思う。どっちにしても、このまま行けばのたれ死んじゃうんだからチャレンジしてみようと思った方が得なんじゃないか、失敗してもいいじゃないか。そう考えて、今いろいろ仕掛けてるところでもあります。

茹で蛙ってのはハロプロにも言えると俺は思ってる。
CD売り上げ見れば毎回毎回コアなファンが徐々に減ってってるのは明白だ。
このままいくとジリ貧なのは確実だと思う。

でも、UFAってのも新しいことをしたがらないんじゃないかな。
モーニング娘。の加入・卒業はもう年中行事みたいになってるし、
あぁ！とかZYXとかROMANSとか色々なユニットを組ませるのも、
もう目新しくもなんともない。

ここでひとつ新しいことをしないと飽きられるよ。
個人的には娘。を他のアウェイの番組に出してほしい。
笑う犬に出る矢口真里みたいにね。